つぶあん派?こしあん派?どら焼き屋がつぶあんを選ぶ理由
2026/09/09
和菓子好きな友人から、ふと聞かれました。
「何でどら焼きってつぶあんばっかりなの?」
確かに。当店 どらカフェ三幸も全商品つぶあんです。
結論から言うと、当店では、どら焼きの皮との相性はつぶあんの方が圧倒的に良いと考えているからです。
最初の商品を試作していた頃、実はこしあんのどら焼きも作っていました。
つぶあんと、こしあん。
何度も食べ比べた結果、その場にいた全員が「つぶあんの方がおいしい」という意見でした。
ただ、全員がもともとつぶあん派だったわけではありません。
当の私もこしあんを食べたい時があります。
こしあんの魅力は、なんといっても、あの上品でなめらかな口当たりだと思います。
けれど、そのなめらかさが、当店のどら焼きの皮と合わせると少し違いました。
もちろん、これはあくまで「当店のどら焼きの皮との相性」の話なので、そこはお忘れなく。
当店のどら焼きの皮は、米粉・大豆粉・餅粉で作っています。
目指しているのは、ふわっと、もちっとした食感。
そして実際に、そう仕上がっていると自負しています。
この「ふわっと、もちっと」した皮にこしあんを合わせると、皮とあんがなじみすぎて、食感に少し物足りなさを感じました。
それに対して、つぶあんには小豆の粒と皮が残っています。
やわらかく炊かれた粒の食感。
小豆そのものの風味。
そして、あんこならではの、ほんの少しざらりとした舌触り。
これらが、当店のふわっと、もちっとした皮によく合うのです。
※反論は認めます。(笑)
ぜひ、食べ比べしてほしいくらい相性が違います。
そもそも、つぶあんとこしあんの違いは?
つぶあんとこしあんの大きな違いは、小豆の皮や粒を残して仕上げるか、取り除いてなめらかに仕上げるかという点。
つぶあんは、小豆の粒をできるだけ残しながら炊き上げます。
口に入れると小豆の粒を感じられ、噛むことで小豆の風味が広がるのが特徴です。
一方、こしあんは、炊いた小豆をこして皮などを取り除き、なめらかに仕上げます。きめ細かく、上品な口当たりが魅力です。
つぶあんとこしあんは、同じ小豆から作られるあんこですが、食べたときの印象は大きく異なります。
粒あんは、小豆そのものを食べているような風味や食感を楽しめるあんこ。
こしあんは、すっとほどけるような、なめらかな口当たりを楽しめるあんこ。
どちらが優れているということではなく、何と組み合わせるのか、どんな味わいに仕上げたいのかによって、選ばれるあんこは変わるのだと思います。
噛むことで小豆の風味を感じられる?
つぶあんの魅力は、食感だけではありません。
小豆の粒が残っていることで、噛むたびに小豆の香りや風味を感じられます。
あんこは甘さに注目されることが多いですが、私たちが大切にしたいのは、砂糖の甘さだけではなく、小豆そのもののおいしさです。
つぶあんを口に入れて、ゆっくりと噛む。
すると、やわらかく炊かれた小豆がほどけ、風味が少しずつ広がります。
ふんわりした皮と一緒に食べることで、小豆の存在がよりはっきりと感じられるのです。
どら焼きの皮だけが主役でもなく、あんこだけが主役でもない。
皮とつぶあんの両方が合わさることで、一つのおいしさが完成する。
それが、私たちの考えるどら焼きです。
そのため、白あんもつぶあんで炊いております。
白あんは小豆ではなく白手亡豆。
白手亡豆と聞くと聞き慣れないですが、白いインゲン豆のような小豆よりも少し大きな豆。
豆が違うだけでこんなに風味が違うのかと驚く程、風味が違う。
これは好みなので、小豆のつぶあんか、白あんかご自身の好みを見つけてくださいね。
そもそも小豆って?
私達が大切にしている、あんこ。
その出来上がりは、使う小豆によって大きく変わります。
一つだけを食べていると分かりにくいかもしれませんが、違う小豆で炊いたあんこを食べ比べると、風味や食感の違いがよく分かります。
私達が選んだ小豆は北海道産の幸福小豆。
「幸福小豆」。
まず、名前が最高ですよね。
それはさておき。
北海道十勝の幸福町で育てられたことから、幸福小豆と呼ばれています。
小豆では珍しい減農薬の小豆です。
何故、小豆は減農薬の小豆が少ないのか?
他の栽培と同じで農薬を減らした時の収量、品質のリスクが高い割に高く売りにくいから。
それでも、幸福小豆は手間をかけて減農薬に取り組んでいる数少ない特別栽培小豆。
どら焼きは、日本人でも毎日食べるお菓子ではありません。
そこは重々承知しています。
それでも、「毎日食べたい」と思ってもらえるようなどら焼きを作りたい。
だからこそ、私たちはこの小豆を選びました。
あんこの炊き方は、また今度
届いた小豆はツヤッツヤ。
あんこを炊く前は、まず小豆の選別から始まります。
いくら、等級の良い豆だとしても選別をします。
選りすぐりの小豆を釜に入れ、
じっくりと炊いていきます。
…と、長くなってしまったので、あんこの炊き方については、また改めて書こうと思います。
最後に。
皆さんは、こしあん派?
それとも、つぶあん派?
いつか皆さんの推しあんこになれますように🦉
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Dora Café 三幸
愛知県小牧市三ツ渕1692
電話番号 : 0568-75-2520
小牧市で作り上げるどら焼き
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